転職を検討する際に必ず確認しておきたいことの1つが、福利厚生制度です。
外資系ファッションブランドの福利厚生の実態を紹介します。
福利厚生はあまり期待しないほうが良い
最初から悲しいタイトルになってしまいましたが、外資系ファッションブランドで働く際には、福利厚生はそこまで期待しないほうが良いです。
以下のような、多くの企業で採用されている制度は存在すると考えてよいでしょう。
- 交通費
- 医療・健康(健康診断など)
- 育児・介護
- 慶弔給付金
しかし、以下のような制度は、充実している企業は少ないようです。
- 社員食堂、食事補助
- 住宅手当、家賃補助
- 自己啓発系
- 財産形成系(確定拠出年金など)
もちろん企業によって制度が違うので、選考が進んだ段階で制度を確認することは必須ですが、最初からあまり期待しないほうが身のためです。
日系大手企業のような福利厚生の充実した企業から転職してくると、ギャップに戸惑うかもしれません。
例えば今まで多額の家賃補助があったのに0になったら、きついですよね。
また青山などのエリアで毎日ランチ外食をしたら、社員食堂と比べてかなりの出費になるはずです。
その分給料が上がっていればいいのですが・・・。
福利厚生がないとこんなにお金がかかるんだな、と改めて感謝することになるでしょう。
働き方の柔軟性は高い
一方、以下のような働き方に関する福利厚生は、充実している企業が多いようです。
- フレックスタイム制
- 法定以上の有給休暇
- 時短勤務
また、有給休暇を率先して使う風潮があります。
特に夏休みや年末など、1~2週間の長期休暇を取ることも珍しくありません。
自分のライフスタイルに応じた働き方ができるのはうれしいですよね。
外資系ファッションブランドのワークライフバランスについては、↓の記事でも詳しくまとめています。

一番の福利厚生は社割?
ファッション業界ならではの福利厚生といえば、社員割引(社割)です。
自社商品を安く買うことができます。
どれくらい安いのか?というと、平均で5割引くらいでしょうか。
企業によっては3割引や7割引(!)というところもあります。
普段セールをしないラグジュアリーブランドなどであれば、特にうれしいですよね。
ちなみに社割以外にも、ファッション業界で働いていると洋服やファッショングッズを安く買える機会が色々あります。
↓の記事でまとめていますので、ぜひご一読ください。

私の会社の制度例
一例として、私の会社の福利厚生制度を記載します。
会社の規模は中規模くらいです。
- 交通費:あり
- 医療・健康:あり
- 育児・介護:あり
- 慶弔給付金:あり
- 社員食堂、食事補助:なし
- 住宅手当、家賃補助:なし
- 自己啓発系:あり(英会話学校の割引など)
- 財産形成系:あり(確定拠出年金)
- 社員割引:あり(5割引)
- フレックスタイム制:あり
- 法定以上の有給休暇:あり
- 時短勤務:あり
- その他:部活動の補助金など
こうやって見るとまあまあかなと思いますが、住宅手当と社員食堂がないのが悲しいです。。
転職の際は給料と福利厚生をセットで確認
上記のように、外資ブランドでは「すごく充実した福利厚生」は期待できません。
これは外資系と日系のお金の使い方の違いです。
外資系では一般に、会社の利益を福利厚生よりも給料に使います。
これが、外資系=給料が高いというイメージがある1つの理由でもあります。
逆に言えば、福利厚生があまり無い分、給料が高くなければNGです。
今まで福利厚生がたくさんあったならば、それ以上に給料がプラスになっていなければ転職する意味があまりありません。
特に今まで福利厚生(特に住宅手当や食事補助など、お金のかかるもの)が充実していたという人は、給料と福利厚生をセットで考えて転職条件を検討しましょう。
なお、外資系ファッションブランドの年収については↓の記事でまとめているので、併せて読んでみてくださいね。

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