前回は外資系ファッションブランドに転職して良かったことをまとめました。
しかしもちろん、中には良くなかったこともあります。
また想像と違ったこともいくつかありましたので、まとめていきたいと思います。
個人的な感想ですし、企業によって差はあると思いますが、ご参考になれば幸いです。
転職して良くなかったこと
昇進・昇給が不透明
これは事業会社あるあるかもしれません。
ポストの数に限りがあるので、いつ昇進できるのかわからない、つまり昇給スピードも見通せないというのが難しいところです。
コンサルティングファームで働いていたときは、ポストの数が決まっていなかったですし、大体何年で昇進できる、というのが明確でした。
そしてランクごとの給与もわかりやすかったので、〇年くらい経ったら年収〇円くらいかな、と予想ができたのが1つのモチベーションでした。
今はまったく先がわからなくてやや不安がありますが、事業会社で働いている以上仕方ないかなと思っています。
日本企業に比べてリストラの可能性が高い
日本企業でもリストラはあり得ますが、可能性の高さでいったら、外資のほうが高いと思います。
今回の新型コロナショックで改めて感じました。
かといって日本企業で働いたほうが良いかと言われると、それぞれ良いところ悪いところがあるので、価値観次第だと思います。
外資の場合はリストラの可能性は高い反面、年収が高い傾向にあります。
リスクとリターンの関係のようなもので、安定と年収を天秤にかけてどちらを取るかだと思います。
私の場合はリストラされても何とかなるというポジティブ思考なので、外資があってるのかなと思っています。
◆リストラについての関連記事◆

テクノロジーが遅れている
ラグジュアリーブランドは、最新のテクノロジーの導入が最も遅れている業界だと思います。
昔ながらの慣習のようなものがまだはびこっており、 テクノロジーの導入にはあまり積極的でありません。
ファッション業界の中でも、低価格のアパレルなどは比較的EC化率も高いですが、ラグジュアリーになると一桁台のブランドがほとんどでしょう。
コロナショックによってようやくECに本腰を入れ始めています。
これは見方を変えればチャンスでもありますが、最新のテクノロジーを学びたい!使いたい!という人には適さない業界かなと思います。
想像と違ったこと
社員のファッションが適当
ファッション業界で働いている人はファッションに気合を入れていると思っていたのですが、Tシャツ&デニムのようなラフな恰好の人が多いことに驚きました。
ファッション業界といえど、ファッションに興味のない人も一定数います。
ファッションには興味ないけどファッションビジネスは好きという人など。
貯金が趣味、服はユニクロでしか買いません、というような人も・・・。
英語を喋れない人も結構いる
外資系というとみんなバイリンガルかマルチリンガルのイメージがありましたが、英語が喋れない人が結構いることが意外でした。
だからといって安心していいわけではないですが・・・。
部署や役職によっては英語を普段使わない仕事もあるので、英語が喋れないからといって外資で働けないわけでは無いです。
◆英語力についての関連記事はこちら◆

部署によっては自社商品との関わりが少ない
ファッションが好きでこの業界に入ってくる人は多いですが、商品と接する機会が少ない部署もあります。
MDなどの部署であれば、それこそずっと商品との格闘ですが、部署によってはずっと数字や書類と向き合っている人もいます。
私もバックオフィス系なので、商品を見たりする機会は普段あまりありません。
それでも自分がやっていることがブランドの成長に遠回しにつながっているんだとポジティブに捉えられればいいのですが、人によっては結局ファッション業界で働いている感じがしないな、と思ってしまうかもしれません。
商品に関わらない業務だとしてもファッション業界に転職したいか?は、転職前に確認しておきたいポイントの1つです。
◆部署についての関連記事はこちら◆

転職して良かったことは?
今まで書いてきたとおり、良くない点もいくつかありますが、総じてみれば転職して良かったことのほうが圧倒的に多いです。
転職して良かったなと心から思っています。
具体的に良かった点についてはこちらの記事でまとめています。

コメント