私がとある外資系ファッションブランドの日本本社で働き始めて数年経ちました。
私は元々、ファッション業界とは全く関係ない業界で、しかも日系の会社で働いていました。
外資系ブランドは全く縁もゆかりもない世界です。
それでもどうしてもファッション業界で働きたくて、転職を決意しました。
そこからどうやってファッションブランドに転職したのか?
私の体験談です。
新卒で金融機関に入社
私は元々、新卒で入社した金融系の会社で事務をしていました。
就活の時は何も考えておらず、気づいたら就活をしなければならない時期が来ていて、何の準備もしていなかった私は、業界関係なく、とにかく受けられる会社を受けるという状態(笑)
その中でなんとか内定をもらった会社に入社しました。
今思えばその会社は就業ルールも厳しかったし、社内の人間関係・政治がすごく大変な会社でしたが、
アルバイト以外でちゃんと働くということが初めてだった私は、仕事ってこういうものなんだと、正直大きな不満も感じないまま、日々せいいっぱい(時々さぼりつつ)業務をこなす日々でした。
しかし3年ほど経ったある日、なんとなく将来の自分に思いを馳せていたとき、気づいてしまったんです・・・。
私は自分の会社が売っていた商品に興味がない。
金融業界に興味がない。
自分がやっていた事務の仕事にも興味がない。
このままだと興味がないビジネスをこの先何十年も続けていくことになるということ。
どうせ人生の多くの時間を割くのであれば、せめて興味が持てる会社で働きたいと思いました。
ファッション業界で働くことを決意
そのころの私は、週末は毎週一人で買い物に出かけて、一日中ファッションビルや百貨店を見て回り、少ない給料のほとんどを服や靴に費やしていました。
6月と12月に貰っていたなけなしのボーナスも、夏のセールと冬のセールによって一瞬で無くなりました。
そんな状態なので働いて数年経っても貯金はゼロ。 (余談ですが、今もほぼゼロ・・・)
単純な私は思いました。
そうだ、こんなに時間とお金を費やすほど私はファッションが好き。
ファッション業界で働きたい!
しかし、次の瞬間に疑問が湧いてきました。
ファッション業界に転職するにはどうすればいいの・・・?
初めに思い付いたのは販売職ですが、私には接客が向いていないことは自分でわかっていたので、本社オフィスで働きたいと思いました。
もちろんコネも何もない。
転職サイトなどで調べてみても、まったくヒットしない。
今思えば、この調べ方も悪かったです・・・。が、ファッション業界に疎い人間にはどうしたらいいのかお手上げ状態でした。
転職活動を経てコンサルへ
そこで、次に私がしたのは、転職エージェントへの相談。
まずは色々な業界を総合的に扱っているエージェントに相談してみようと思い、リクルートやDODAのエージェントと面談をしてもらいました。
しかし・・・ファッション系の業界の募集はないとのこと。
(もちろんその時点で私に紹介できる案件の中には、ということです)
そこで紹介されたのが、総合コンサル会社でした。
コンサル会社なら、色々な業界のプロジェクトを手掛けているから、ファッション業界のプロジェクトもできるかもよ、と。
そして運がよければ、クライアント先に転職なんてこともあるかもよ、と。
単純な私は思いました。
よし、これでいこう。
私はコンサル業界に的を絞り、コンサル業界専門の転職エージェントを利用して総合コンサル会社に転職しました。
そして諸々あり・・・コンサル会社で目論見通りに縁があり・・・
現在のファッションブランドに転職!!!
最後省略しすぎだろって感じですが、計画通りでした。
今の会社に入ったきっかけはコンサル会社で知り合った知人からの紹介です。
ファッション業界で働くことは誰でもできる
もしかしたら、これを読んで「コンサル会社に転職できる時点で特殊な経歴やスキルを持ってたのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
コンサル業界にも色々なレベル・規模の会社がありますし、多様な人材に門扉を開いており、一部の戦略コンサルを除いて、会社に拘らなければ大体誰でも入れるんじゃないかとさえ思います。
私も10社くらい受けましたが、最終的に1社しか受かりませんでした(涙)
この会社は会社の規模を急拡大していて、大量に人材を採用中。
運よく拾われた感じでした。
ちなみに人材の質はというと、もちろん優秀な人もいましたが、かなり玉石混交で、私から見てもう~ん??という人も多かったです。
まあコンサル歴も長くなく、1社しか経験のない私が語るべき内容ではないので、詳しくは書きませんが。
私の転職方法をまとめると、「まずはコンサル会社に転職してファッション業界のプロジェクトに携わり、そこでコネを作る」です。
ただこの方法、正直運の要素も結構あるし、誰にでもおすすめできるものではありません。
そもそも、2回も転職する必要がありますしね。
今の会社から直接ファッション業界に転職できるなら、そのほうがよくないですか?
ということで、ファッション業界への転職方法のススメは別の記事にまとめます。
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転職エージェントにはそれぞれ得意分野があるため、適した転職エージェントを見つけることが転職を成功させるための大事な鍵です。ファッションブランド本社に転職したい場合はどのエージェントを使えばいいのか、解説します。
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