以前外資系ファッションブランドの年収についての記事を書きました。
しかし年収だけでなく昇給も気になるところです。
そこで、毎年の昇給についてもまとめてみました。
昇進しない限り大きな昇給はない
前回の記事で、役職ごとの給与レンジをまとめました。
役職が上がると、数百万円単位で給与が変わることも珍しくありません。
◆記事はこちら◆

しかし逆に言うと、昇進が無い場合の昇給はあまり期待しないほうが良いでしょう。
昇進がない場合の毎年の昇給は、0~5%程度のレンジのことが多いです。
0ということは、据え置きというケースもあるんです・・・
これは国内企業でも同じかもしれません。
昇進しても実質昇給がないケースも?!
しかし、昇進したのに実質的に昇給していない・・・というケースも時々あります。
これは非管理職→管理職に昇進したときに起こりやすいです。
そう、残業代が出るか出ないかの違いですね。
非管理職のときに多く残業をしていて残業代をたくさんもらっていたという場合、 昇進して基本給は数百万円上がったとしても、 残業代を入れた年収は同じか下(!)というケースもあります。
今残業代をもらっている人は、残業代込みの年収を把握しておくことが大事です。
そして、評価面談の際などにでも、それを上司にも認識させておきましょう。
昇進が現実的になってきたら、上司に以下のような会話をするのが良いと思います。
- 現在の年収(残業代込み)がいくらくらいか伝えておく
- 昇進した場合、いくらくらいの年収が見込めるか聞いておく
- 昇進したら現在の年収(残業代込み)よりも一定程度上の年収を期待することを伝えておく
上司との関係に応じて話し方は変える必要がありますが、自分の要望を正直に伝えておいたほうが良いです。
何も言わないと、現在の待遇に満足していると思われる可能性が、外資では特に高いです。
昇給について交渉する方法はある?
昇給を交渉する方法はあるのでしょうか。
大前提として、あなたが会社にとって必要な存在と思われていないと、昇給(や昇進)を交渉することは難しいです。
そこまで必要な存在でなければ、「不満なら転職すれば?」ということになってしまいます。
まずは仕事を期待されている以上のパフォーマンスで仕上げましょう。
「代わりの人がいない」「会社を辞められたら困る」「他社に引き抜かれるかもしれない」
上司がこのように思えば、交渉できる可能性は高くなります。
交渉するのに適しているのは以下のようなタイミングです。
- 職掌(業務の幅)が広がった
- 他社から今よりも良い年収を提示された
まず職掌が広がった場合。
これは今よりもたくさんの業務を担当するのだから、年収を上げてよね、という割とリーズナブルな主張です。
タイミングを逃さず、遠慮なく言いましょう。
また他社から高額の年収を提示された場合。
実際には転職したくないのであれば、あまり強引な交渉はしないほうがベターです。
「できればこの会社にとどまりたいが、こういう話があって・・・」という相談のような形が良いと思います。
いずれにせよ、上司との関係性によって交渉の仕方は調整しましょう。
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