外資系ファッションブランドで働いてみたいという方も多いでしょう。
しかし、この業界の外にいる場合は、内部事情はわかりづらいと思います。
外資ファッションブランドではどんな人材が求められるのでしょうか?
外資系ファッションブランドへの転職を考えている方に向けて、まとめていきます。
求められるスキル
専門業務のスキル
とにかく、その職種のエキスパートであることが求められます。
多くの外資のファッションブランド(本社)は中途採用しかしていません。
それは入社したらすぐに活躍してくれる、即戦力を求めているからです。
そのため社内で教育するという仕組みがないこともしばしば。
研修もない、マニュアルもない、そんな中ですぐに戦力になる人が重宝されます。
入社した後に色々教えてくれるという期待は捨てましょう!
私の会社でも、業務マニュアルというのはほとんど見たことがありません。
そのくせ、ろくに引継ぎ期間もなく、担当者が変わったりしますから・・・。
どう考えても非効率だと思いますが、誰も作ろうとしない文化です(笑)
英語力
やっぱり英語力は重視されます。
とはいえ、会社や職種によって異なるので、自分が狙っているポジションにどの程度英語力が求められるかは確認しておきましょう。
別の記事でも書きましたが、必ずしも英語が喋れなくても、外資系で働くことは可能です。
募集要項を見れば、大体どの程度の英語力が求められているのかわかります。
いずれにせよ、英語はやっておいて損はないですよ!

コミュニケーション力・社内政治力(?)
企業によってどういったコミュニケーションが求められるかは違います。
基本的には自分の意見を明確に持っておくことと、会議などでちゃんと発言できることは大事だと思いますが、
入社直後はどんな人が活躍・出世しているかなど、様子を見たほうがいいかもしれません。
意外と社内政治が大事な企業も多いです。
どの会社でもそうかもしれませんが、他部署含めて色々な人と業務内外でつながりがあり、良好な人間関係を築けている人にはチャンスが多く回ってきます。
あくまでも傾向ですが、アメリカ系よりもヨーロッパ系の企業のほうが社内政治に気を付ける必要があるようです。
ブランドの社長が変わると文化も変わったりします。
ポイントは、外資系だからといって人間関係や社内政治をおろそかにして良いというわけではないということです。
むしろ、役職関係なく色々な人と仲良くなることが大事な気がします。
ファッション業界で働くことは難しくない
外資ファッション業界に関しては、業界に入ること自体は難しくないです。
(会社、職種、職位に拘ると難しい場合があります)
狭い業界なので、業界の外からだと、どうやってアクセスすればいいかわからないかもしれません。
ハリーポッターの何とか横丁みたいな感じです。
ちょっと入口がわかりづらいだけで、そこにすごい試練があるわけじゃありません。
というか、私の会社も含めて多くの会社が人手不足で、人事が頑張って募集をしています。
来ていたただけるのは大歓迎です。
私も今の会社に入る前までは、入口がわからなくて遠回りをしました。
今はその入口を知りたい人に向けて、少しでもヒントになればいいなと思ってこの記事を書いています。
具体的にどうしたらファッション業界で働けるか?
現在の業界・職種と、希望する業界・職種を照らし合わせて考えましょう。
次の4つのどこに当てはまりますか?
- 希望する業界も職種も今と同じ
- 希望する業界は今と同じだが、職種は今と違う
- 希望する職種は今と同じだが、業界は今と違う
- 希望する業界も職種も今と違う
同じ業界(ファッション業界)・同じ職種で今働いている人
そんな人はそもそもこのページを見ていないと思いますが、コネなどを使って転職してください。
以上!
同じ業界(ファッション業界)・違う職種で今働いている人
とりあえず目指している職種の募集を探してみてください。
その募集要項を見て、その業務の経験がどれくらい必要かを見てください。もし今のあなたの状態でも応募できそうなら、応募してみる。それで転職できればラッキーですね。
※応募できそうかできなさそうかは、自分で判断せず転職エージェントに聞くのをおすすめします。自分では無理と思っても、意外と「応募できるよ!」って言ってもらえることもあります。
難しそうな場合、考えられるのは「今の会社で異動をし経験を積んでから行きたい会社に転職する」「行きたい会社に今の職種で転職し、その後異動を目指す」です。
どちらがいいかはケースバイケースとしか言えませんが、「やりたい職種につく」「行きたい会社に行く」どちらを優先したいか考えましょう。
違う業界・同じ職種で今働いている人
職種が同じであれば、業界を変えるのはそこまで難しくないと思います。
とにかくその職種の募集を探し、応募しまくってください。
違う業界・違う職種で今働いている人
基本的に「同じ業界(ファッション業界)・違う職種で今働いている人」のアプローチと同じですが、
最もハードルが高いのはファッション業界特有の職種(MDなど)で働きたいという場合。
その場合はまずファッション業界に入ることが大事です。
ファッション業界といってもいろいろあるので、最初はあまり会社に拘らないほうがいいと思います。
ドメスティックブランドや低価格帯のメーカーなども視野に入れて探してみてください。
職種を変えるのはハードルが高い
一般的に、外資の場合、業界を変えるよりも職種を変えるほうがハードルが高い傾向にあります。
多くの外資が即戦力となる中途のプロフェッショナルを採用するためです。
上にも書きましたが、社員を教育する余裕がない会社が多いんです・・・。
募集要項をまじめに眺めていると、ハードルが高すぎて心が折れそうになると思います。
でも、この時代、私たちのキャリアは多分70歳くらいまで続きます。
長い目で見て、少しずつ目標に近づいていけばいいんです。
望むキャリアに向けて、一緒にがんばっていきましょう!
具体的な転職活動の仕方については、こちらの記事でまとめています。

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